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バッファーアンプは出力カップリングコンデンサーでDCをカット後、プリアンプに送られる。
バッファーアンプの出力インピーダンスは約1kΩ、コンデンサーの容量は1µと0.47µのパラレルでトータル1.5µFである
カットオフはプリの入力抵抗30kΩ時、3.42Hz、一般的なプリアンプの入力抵抗は100kΩが多いので、この時のカットオフ周波数は約1Hzとなり、容量は十分である。
搭載したコンデンサーはいずれもASC製、1µ/400VがX335、0.47µ/400VはX363である。 |
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PCM/DSDファーマット切り替え時に、特にDSDからPCMに切り替わる時、DAC基板からかなり大きな切替ノイズが出る。
上記回路図は切替ノイズミューティング回路である。トリガーはCombo384からフォーマット変更時出力されるMUTE信号をトリガーにする。
DAC基板には電源ON-OFF時のノイズ対策リレーを付けられるが、フォーマット変換時のMUTEトリガーは高速パルスのためリレーでは対応できない。
高速スイッチングには半導体スイッチが最適であるが、一般的なトランジスタのスイッチング回路では、バッファーアンプの大振幅出力信号でミューティングTRがONしてしまい、出力信号が歪んでしまう恐れもある。
これを回避するためには上記のようなミューティングTRのベースに逆バイアスをかけ、大振幅信号時にも『完全にOFF』状態を保つ回路が必要である。
しかし、通常のTRではVeboが小さいため逆バイアスに限度がある。そこでかつては良く使われた「両方向TR=ミューティングTR:2SC2878A』を使用したミューティング回路で対応した。この回路でのミューティングは優れた性能を示し、実働上の切替ノイズは皆無である。
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写真右は下記付加回路のマウント基板
■PCM DSD自動切り替え回路
■PCM DSD切り換え時に発生する切替ノイズミューティング回路
■電源ON OFF時のノイズミューティングリレー
■バッファー回路出力カップリング・コンデンサー(1µF) |
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■PCM DSD切り替え回路 |
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左図はPCM DSD自動切り替え回路である。トリガーはCombo384から発生するDSD「H」・3.3VでOFFするスイッチング回路である。
上記ミューティング回路も同じだが、Combo384からのトリガー信号は「Photocoupler」でPC GNDとDAC GNDを分離する。 |
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『お知らせ』 |
AK4497 Dual DACの製作依頼のお問い合わせをいただきますが、
完成品の頒布は可能です。本機の頒布をご希望の方は下記宛お問い合わせください。
AK4497 Dual DAC・完成品の代金:¥175,000(税・送料含みます)です。
■メール■ 又は TEL/FAX:044-522-0926 にお問い合わせください。 |
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■ESS ES9018 DACの新たなお役目 To dbx4800のページ ⇒ |
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我がリスニングルームのメインDACが、AK4497 DACに置き換えられてしまったのであるが、それまで君臨していた”最強DAC” ES9018 DACの新たなお役目は上記写真のとおりである。
AK4497 DACの完成とほぼ同時期に、アナログチャンデバ「SONY TA-D88」から、デジタルチャンデバ「dbx DriveRack 4800
(dbx4800)」に置き換えられた。dbx4800を色々いじっていて感じたのは、アナログチャンデバに比べて高域チャンネルの”プロっぽい音質”に少々不満を感じてしまったのである。
実はdbx4800にはデジタル出力が装備されている。これはdbx4800のDSP出力から出ている「AES/EBU」規格、民生機のSPDIF規格に類似のデジタル出力である。この出力を使えばdbx4800の内蔵DACをバイパスして、DSPから直接デジタル信号を取り出せるのである。
そこで登場させたのがリタイアしたばかりのES9018 DACと言うわけである。ES9018 DACは2系統のSPDIF入力を備えているが、dbx4800のAES/EBUデジタル出力を直接つなぐことはできない。写真右上段に写っているのはベリンガーのサンプリングレートコンバーター「SRC2496」である。
SRC2496にはAES/EBU to SPDIF変換端子が装備されているのを発見、この端子を経由してdbx4800のAES/EBUとES9018のSPDIFを無事つなぐことができた。結果はすこぶる良好、アナログチャンデバ「TA-D88」との優劣を付けることは難しい。
写真右中段はdbx4800の外部ワードクロック端子に入力している、iClock社のワードクロックジェネレーターである。これをdbx4800に入れてクロックの精度を上げることによる音質面での優位性は顕著には判別できないが、入れることによる弊害も見当たらないのでとりあえず現在使用中である。
iClockの終端は終端抵抗75Ωでターミネートして使用している。
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